失敗しない断熱内窓工事!窓改修は家全体の断熱性向上の入口!窓改修だけでも建物断熱性能は上がっていて計算するとUA値がちゃんと上がっているから到達点を決めて(断熱等級4,断熱等級5,断熱等級6,断熱等級7)
我が家の断熱性能の到達点を決めてから断熱工事は始めよう
今回は真剣に家の断熱改修を検討している方に「目標決めずに始めて失敗しないための断熱改修」についてお話しします
エントリーコースの窓改修から始まる住宅の断熱について解説いたします
エントリーといえどもやがては何処まで我が家の断熱性能を上げていくか
そこを、考えずにスタートすると断熱工事を失敗します
目指す断熱等級で必要な工事は変わってくる
スタートを間違えるとたどりつけないゴールがある
簡単に言えば、現行の国の断熱等級は1~7まで存在する

等級別でどの位、住んだ感じが変わるの?
下記は良好な温熱環境による健康生活ハンドブック2024より抜粋とHEAT20のグレード分け条件です
夜間に居間の暖房運転を停止した就寝時から、明け方まで
に温度低下が進行します。
シミュレーションをしてみると、昭和55年省エネ基準相当の
断熱性能では、室温を保つことは困難なため、外気温が
0.5℃となる明け方6時の時点で、15℃近くも低下し5.3℃
になります。また、平成28年省エネ基準相当の断熱性能で
あっても室温は低下し、9.0℃です。(図1)



上の資料を見ると朝の室温は以下のように推察されます
昭和55年基準(等級1) 5.3℃
平成28年基準(等級4) 9.0℃
ZEH基準 (等級5) 11.7℃
G2基準 (等級6) 14.0℃
G3基準 (等級7) 15.0℃
さて、何処まで目指すか検討始めたいのですが
断熱のことを少し知らないと等級などの言葉が理解できず目標の立てようもないと思います
また、目指す等級により選択する断熱に関わる製品が異なります
十分な性能を持った製品を選ばないと、目指すゴール(断熱等級)にはたどりつけない
特に開口部製品の選択をまちがえるとG2にはたどりつきにくくなる
理由は開口部の製品は外皮計算では劣等生だから!
断熱等級と一緒に書いてあるUA値って何?
いま、内窓つけると暑さ寒さが改善されますって一杯宣伝がありますね
改善されるのはわかるんですけど
実際どのくらい改善されるって、具体的な数字だして窓売ってる店はいまのところ聞いたことはありませんね
でも断熱は窓で終わりじゃ無いし、窓だけでも数値は改善しますが
窓は家に開いた大穴で、外皮の中の劣等生
だから劣等生の成績をどこまで伸ばしたら良いか
きちんと数字で把握しましょうっていうのが目的です
今なら沢山補助金があるので有効に使おう
いま国や東京都で省エネの補助金が沢山出てます
国の先進的窓リノベ補助金や子育てエコホーム補助金、クールネット東京の補助金などリフォームで沢山使えます
国はCOP212030年に2013年比で温室効果ガス排出46%削減の宣言しました住宅分野でも温室効果ガスを減らそうとしています2025年4月に建築基準法が改正されて新築や増築部分に断熱等級4達成を義務づけましたしかし、新築だけでは達成できないので大量のストックである既存住宅の性能アップが欠かせないとして省エネ推進のために補助金を出しています
これらの補助金を利用して内窓付けたり窓交換、ドア交換、断熱改修をしてみたいなって言う人に
断熱の基礎知識をお伝えしたいと思います
新築やリフォームなど検討している方は聞いたこと有ると思いますが
G2,G3、Ua値等も含めて解説していきます
まず最初に私が皆さんにお伝えしたいのは断熱性能の高い家に住むと生活がとっても快適に変わります
人生が幸福度合いが変わるんです
そのくらい凄いことが起きるんです
断熱グレードは幸福グレード
という言葉をまず覚えておいてください
その幸福グレードを決めるのがUA値
皆さんの家の外皮平均熱貫流率UA値がいまどうなってるのというという事についても解説しますね
家というものを考えるといろんな外的要因から内側と外側を区切るものです
雨風を防ぐ
暑さ寒さを防ぐ
直射日光を防ぐ
外敵を防ぐ…??
騒音を防ぐ
プライバシーを守る
健康を守る
こんな役目をしてるのが家です
この中で、暑さ寒さを防ぐ断熱という機能をみると温度環境を中と外を区切ってる所のことを建物の
「外皮」
と言います
住宅の省エネする場合はまずは「外皮」から逃げる熱の量を減らすって言う事が重要になります開口部を含めて断熱改修をすると建物の外皮の断熱性能が上がります
家一軒の外皮の断熱性能を表す指標が外皮平均熱貫流率UA値といいます家一軒の建物の断熱の通信簿みたいな物です
平均っていうくらいなんで、いろんな部分の熱貫流率U値の家全体の平均をだしています
熱はエネルギーの高い所から低い所に逃げていきます
夏場なら暑い外から冷房した温度の低い室内に
冬場は暖房して温度の高い室内から外に熱が逃げていきます
この逃げていく熱の量を熱貫流率U値といいます
暖房の時で例をとりますけど、1平方メートルの大きさの外壁があるとするとそこの外壁を室内から室外にどのくらい熱をにがしちゃうかっていう分量のことです

熱貫流率U値は建物各部の出来てる材料や組み合わせで性能が変わります
とうぜんながら断熱性能の優等生もいれば劣等生もいます
開口部は劣等生です

家全体で外皮から熱が逃げる量を表した図がありますこれは冬場に家の中を暖めようとヤカンから暖房エネルギーを100%そそぎ込んだときに家の各部分から熱が逃げていく割合をあらわしています逃げていく熱の中には料理や電化製品のエネルギーは入ってません窓や玄関などの開口部をみると58%も熱を逃がしています
いわば家に開いた大穴みたいなものなのです
外壁は15%、屋根は5%、床は7%で換気の15%を除いた85%が外皮から失われている熱エネルギーです一番大きな穴である窓(外皮の劣等生)に改修補助金などを出しているわけです
内窓を付けたりサッシ交換、玄関ドア交換などすると
UA値が向上します
追加で床や天井、外壁などにも断熱工事を追加するとさらにUA値が向上します
窓改修だけだと建物の一部分の工事ですが
建物全体の断熱性能が上がり外皮平均熱貫流率UA値が向上します
劣等生の成績が上がるのでクラスの平均点が上がる感じです
で、どうやって算出するのか解説していきます
それぞれの場所毎のU値をだして、それぞれの場所から熱の逃げる量を出します
全部の熱の逃げた量を合計して、
平均を取った物が外皮平均熱貫流率UA値になります
UA値の単位はワットパーヘーベーケルビンW/㎡・K(絶対温度)で、小さいほど熱が逃げなくて優秀になります
算出したUA値により外皮性能が等級分けされていて、冒頭の図をふたたびご覧下さい

左側の断熱等級は国の基準で1から7まであります
ZEHやZEH+などは国が定めた高性能住宅の基準で超優良住宅の判断基準になっていたりします
HEAT20のグレードは民間の規格ですが、地域における室内の最低温度でグレード分けしています
国の基準で1から3は昔ながらの家の基準
4は現行の建築基準法での達成基準です
UA値0.46以下だと断熱等級6でHEAT20G2
UA値が0.26以下だと断熱等級7でHEAT20G3
のようにグレード分けされます
当社の高断熱高気密高性能モデルハウス「まるごと断熱Studio氷川台はUA値0.37で等級6 G2と等級7 G3のちょうど中間位です断熱地域区分6地域の建物としてかなり断熱性能の高い家と言えると思います
さて、皆様の住宅はどのくらいでしょうね?
建築された年代では性能は判定できません
実際に使われている断熱材などを調べてきちんと計算しないと現況のUA値は出ないと言うことです
さらに平成11年以降は断熱等級4のUA値0.87が達成すべき目標値になっているのですが2025年3月31日までは断熱性の適合性の確認が義務では無かったので実際に建てた家のUA値がどのくらいなのかわからない場合がほとんどです
断熱性能の基準達成が必要な長期優良住宅やZEH認定取得した建築物以外は、UA値を計算した資料は完成したときの図面や資料の中に無いことが多いです
ですから最近建てられた家でも未達成の家が沢山あります
一例を後しょうかいします。
2023年に当社で長期優良住宅認定をとって新築した家は暖熱等級5でUA値0.6 ZEH基準をクリアして冬も暖かいという声を頂いていますが同じ年に、建売住宅を購入した方の話を聞くとけっこう寒いということで、等級4には達しておらず等級3程度で有ると思われます
まずは断熱窓の改修とは言う物の多くの種類やグレードもあり
窓だけ考えても将来的な目標達成を失敗します
実際の現在の御自宅のUA値の計算をして確認してから工事を検討しましょう
窓改修で何処までUA値が改善されて窓だけで無く追加の断熱を施工するとどの水準の達成が目指せるのか、目標達成の条件を満たしているか確認することをお勧めします
最終目標は
等級4なのか?
等級5なのか?
等級6のG2を目指すのか?
それ決めて、断熱窓など開口部の工事をスタートすることが大変重要です
きめてスタートしないと失敗します
新築なら建築費や性能のバランスの良い等級6 G2と等級7 G3の間位をめざすのを一番お勧めしたいと思います
当社では新築なら「LIXILスーパーウォール工法」で等級7 G3まで対応いたします
リォームでも最低等級4を目指しましょう
この基準をきちんと満たした家は最低限度
出来たら等級5(ZEH)を目指しましょう
等級が上がると冒頭資料の通り、真冬でも室内の温度が一定以下にならない
結露が無くなる
暖房していない部屋でもそれほど寒くならない
血圧やアレルギーなどの病気が減っていく
何より寒さ、暑さを我慢しなくて良くなり快適になります
リフォームなら「LIXILまるごと断熱リフォーム」なら断熱等級6のG2レベルは無理なく達成できます
当社では現在のご自宅のUA値を計算してどんな改修をするとどんな性能になり
どんな幸せグレードになるかをしっかりシュミレーションするサービスを実施していますのでどうぞご相談ください
UA値0.37の当社の高断熱高気密耐震等級3高機能住宅ショールーム「まるごと断熱Studio氷川台」で十分に体感、実感できますので是非ご来場ください
また、LIXILの新宿ショールームには、冬場の環境を再現して「古い家」「現代の家」「これからの家」の3種類の断熱環境を体験できる住まいStudioも見学可能ですこちらも合わせてお申し込みください
断熱グレードが上がると家の中の快適性が上がり幸福グレードも上がります
【断熱グレードは幸福グレード】
こちらをご記憶の上、窓工事や断熱工事を当社にご相談ください幸福グレードアップ忘れないでください