アスファルト露出防水の上にビックサン工法にて屋根改修
お客様より雨漏りしているとの事でご相談受けました。
屋根の現場調査したところ、切妻屋根では有るものの勾配が1/10程度しか無く、既存屋根もなんと棟も含めて砂付きアスファルトルーフィング露出防水でやってありまして、
木造では初めてこういう施工されてるのみました。
熱防水で補修には無理もあるので各種工法を検討しましたが、アスファルトシングル葺なども余りに勾配無くて毛細管現象など考えるととても恐ろしいので塗膜系統の防水材で施工するのが一番との結論に達しました。
ウレタン系の防水はアスファルトとの油脂分の影響があり今まではダメというのが定番でしたが最近はダイフレックス社が対応のウレタン塗膜プライマーを発売しています。
ただし、今回はアスファルト防水の上に親和性の高いポリマーセメント系防水剤のビックサンRC4工法にて施工することにしました。
セメント系と言うので硬いかと思いきや弾力もしっかりあります。
学校などの洋式トイレ化工事の際にも、アスファルト防水との親和性の高さから部分補修用に別のメーカーになりますが、AEコートというポリマーセメント系無機塗膜防水をずいぶん使用したことを思い出しました。