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架橋ポリエチレン管継手メーカー変更のお知らせです

かねてより当社におけます住宅などにおけます給水給湯管におきまして、架橋ポリエチレン管の継手には、近くの商社さんに在庫があるという理由で積水化学のカチットという商品を使用してまいりました。
タンクレストイレでは実際、初期段階での流量不足が生じるなどの不具合が出ておりました。
ここで、継ぎ手の構造を眺めてみると、継ぎ、手を差し込んむ管の内側にシールのためのリングが設置されるため、うち側に管流路をどんどん狭めてしまう作りになっています。
このため、配管抵抗はとても多そうでした。

実際、追い炊きの配管は10A(内径10ミリ)の配管ですので、給湯機メーカーによっては架橋ポリエチレン管接手を使用する場合、内径シールの継ぎ手を使わない様に注意喚起しているメーカーもあります。
先日、架橋架橋ポリエチレン管接手メーカーのオンダ製作所から連絡があり、管工事組合の理事に製品を見てもらったところ流量計算ソフト担当の私にぜひ見てもらうようにと言われたとのこと。
後日製品のテスト装置をもってオンダ製作所の営業マンが当社に来社。
テスト装置につながった三種類の架橋ポリエチレン管接手の配管を通り水槽に水が出てくるという仕組みです。
詳しくはこちらの動画をご覧ください。

内径シール接手では水槽に戻る水量は「だらっと」した量で従前の外形シール接手であるオンダ製作所の「ダブルロックジョイント」では倍程度の水量が出ています。
最後に「ダブルロックジョイントレボス」感覚的には内径シール接手の4倍は出ている感じです。
なぜ出るかですが、外径シールなのと継手差し込み部分のガイドを継手とは別体の薄型真鍮製のインコアにして最大の継手内径を確保したのと、継手内流路をR形状にして抵抗を抑えました。

これにより13ミリでエルボ1個直管換算長10mが0.7m(1/14に減らせた)に激減。
だから、このモデルでは配管はどれも1m位で継手はエルボ4個。
なので、内径シール継手が直管換算長10x4=40に配管1mたして41m分の抵抗があるのに対して0.7×4=2.8に配管1m足して3.8m なんと1/10以下ですね。
ですので、価格はまだ内径シール継手に較べ差額はあるのですが、顧客満足達成のため全ての現場で内径シール継手をやめ、ダブルロックジョイントレボスに切替を致しました。

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