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キッチンの排水管はジャバラじゃダメ?当社はキッチンの排水は配管直結び

先日、賃貸住宅にお住まいの方からキッチン下から下水の匂いがする。
流しの下の排水ジャバラホースと床から出てる所の排水管の所の隙間埋めゴムが浮いてて、そこから匂いが上がるというご相談がありました。

不動産会社に直してくれるように頼んでも、別に問題ないし不具合ではないと言って、取り合ってもらえないとのことでした。
お問い合わせの方には、昔からこの部分の配管接続部分はきちんと臭いがないようにテープなどを巻く防臭ゴムを取り付けるなど対策が必須であることをお伝えし、改めて不動産会社に対応をお願いするようアドバイスさせていただきました。

ところで。
このジャバラホースですが、流しのトラップと配管結ぶのにジャバラホースを使うと、簡単に排水管に結べるのと流し台に付属してる場合が多くて、一般的に多く使われてるのは確かなのですが色々トラブルの元なので当社では基本的に使用しないことにしています。
匂いのトラブルの原因になることが多いだけでなく様々に繋がる為です。
1)排水配管とホースの間に隙間ができやすく匂いが上がる原因になる。
2)内面がジャバラな為、油汚れなどがつきやすく詰まりの原因になる。
3)経年劣化で縮んでしまい隙間塞ぎのゴムなどが外れやすい。
4)隙間塞ぎが外れた状態で排水管が詰まりを生じた場合など排水管と蛇腹ホースの間から水が漏れ下の階に漏水などの被害が生じる可能性もあります。

漏水などのしくみ

実際,キッチンからの漏水事故のかなりの部分がこの蛇腹ホースと排水管の隙間によるものです。
そこで当社では蛇腹ホースを使わず、必ず排水管を流しのトラップに直接接続するように配管しています。

パイプで結んだ場合

付属のホースなどを使用しないため結果的には蛇腹は廃棄処分になってしまいますし、蛇腹を使うのに比べて配管で接続する場合は手間がかかりますので多くの場合、付属の蛇腹ホースで接続してる場合が多いわけです。
しかし長年使っているうちにいつの間にか老衰や悪臭の原因になるリスクを排除するために、当社では配管をトラップので直接結ぶことにしています。
ちなみに、公共工事では必ず流し台の排水トラップは配管で結ぶことになっています。
こういったことも当社が公共工事などで培ったノーハウが生かされているわけです。

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