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イベント告知の通りでLIXILの「全国夏の一斉見学会」が開催されます

夏の全国一斉断熱モデルルーム見学会


さて!今週土曜日からLIXILの全国夏の一斉見学会LIXILフランチャイズの「リノベ研」主催の見学会が実施されます
見所は断熱といいましたが、断熱って大概が外から何らかの仕上がされてしまうため見られないことが多いです
逆に、断熱性能って見えないので手を抜かれてもわかりませんよね!

そこで、今回はまるごと断熱Studio氷川台で使っている断熱材について話しましょう

断熱材には種類がある

何でも種類はある者ですが、断熱材にもいろいろな種類があります
現場で施工する物は施工は大変なのですが継ぎ目がない一体の施工が出来ます
成形品は持ってきて取り付けるだけなので簡単で良いですが隙間の管理が大変なのと、厚い物は施工まで場所をとります

外壁の断熱材 これは場所をとりますよねー


特徴としても、断熱性、遮音性、吸音性、調湿性、透湿性、耐火性、防かび性、価格制などがあります
建物は複数の建材を併用して建てていくので、組み合わせによっては透湿しない層をどの建材でどこに配置するか等は結露問題等にも影響するので断熱の設計は意外と難しいのです
その点、まるごと断熱は基本的に「外断熱」です。骨組みの中に断熱を設けないわけではないのですが、主たる断熱は外壁に関しては基本構造の外側に設けます。ですので、結露などに関してもよく配慮がされていますね。私は、配管技能士の向上訓練校で空調の講師もしていたりしますが、空気線図、露点温度、相対湿度、絶対湿度、潜熱などはみな結露に関する内容ですね


・グラスウール
吸音材として使用される綿状のガラス繊維。断熱性・吸音性が高いです。グラスウールには調湿効果がなく、製造エネルギーが高い素材です。袋に入ったマット状の建材が多く現場では寸法加工して取り付けます。その他、ブローイングといって小さいグラスウールの塊を現場で断熱箇所に吹き込みます。シームレスなので継ぎ目はありません。「まるごと断熱リフォーム」では、最上階の天井裏にブローイングで施工します。まるごと断熱Studio氷川台では天井裏は300㎜の暑さにブローイングしています

グラスウールブローイングしています
グラスウールブローイングしています

・ロックウール
玄武岩、鉄炉スラグなどに石灰などを混合し、高温で溶解し生成される人造鉱物繊維です。 建築物などの断熱材や培地として広く用いられるほか、吸音材としても用いられています。 耐火性にも優れています。建築基準を満たすものとされていますが、過熱した際には有害物質が微量発生します。グラスウールと同じような形態です

・ポリスチレンフォーム
発泡プラスチック系の断熱材の一種。ポリスチレンを主原料に発泡成型したボード状の断熱材で、吸水性・透湿性・熱伝導率が小さい。簡単に言うと、発泡スチロールのことです。
ウレタンに比べて熱抵抗値が半分ほど、大概が成形した板状のものです。吸水しませんね

・ウレタンフォーム
ポリウレタン樹脂を主成分とし、発泡させたスポンジ状の断熱材。現場で発泡するため、隙間なく施工することができます。高い耐熱性を発揮し、対応できる温度範囲が広いですが、耐火性能がなく、延焼した際は黒煙を発生します。燃えやすいのは難点ではあります。
「まるごと断熱Studio氷川台」では60ミリ厚(45ミリ仕様もあります)の成形板の物をしようしております。

外断熱用ウレタンフォーム成形板
外断熱用ウレタンフォーム成形板


また成形板だけでなく、現場吹きつけも出来ます。継ぎ目のない一体化した断熱層を作りやすいので、最近は結構使われています。「まるごと断熱リフォーム」では床下の断熱はウレタンフォームの吹きつけが標準になっています。

・セルロースファイバー
天然の木質繊維でできた高性能な断熱材です。新聞紙を主原料とし、難燃剤(ホウ酸など)を添加して製造される。断熱性・調湿効果・防虫効果・吸音効果・耐火性など多くの性能を持ち、環境を配慮し、製造エネルギーを最小限に抑えた、地産地消のエコ断熱材です。
当社でも、アパートなどの断熱に使用した実績があります

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