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StudioAに全熱交換換気扇を追加、人感センサー運転で確実な利用と省エネを実現

CO2濃度計

人間が多く集まる会議室はCO2濃度が高くなる

まるごと断熱Studio氷川台も2024年5月のオープンから2年あまりがたち、実際の運用が進むにつれて想定していなかったことが発生してきております
その中の1つが、StudioAのCO2濃度上昇問題!
26.49㎡の広さで、長机6台に18名+2名の20名がMAXだろうと思います
75インチのディスプレイも完備していてミーティングによく使っていますし、レンタルでも10人程度の集会がよく行われています

完成後のCO2濃度と換気扇の自動、強制運転の切替スイッチ

人間は生きているとCO2をどんどん排出している

人間に限らず動物は呼吸をします。呼吸することで酸素を取り込み、二酸化炭素を排出します
ですから、部屋の気積が小さく、人数が増えるとCO2濃度はどんどん上がる、人間が排出した分、室内から排気して、代わりに新鮮な空気を取り入れねばなりません

厚生労働省は建築物環境衛生管理基準において、室内のCO2濃度を1,000ppm以下に保つことを求めていますが、この基準値を超えて1500、1600ppmといった濃度に上昇してしまうことが多く発生してしまいました。これは、住宅の居室面積に合わせた全熱交換換気扇を取り付けたため、換気量が利用人数に比べて不足していたことが原因です。住宅では面積が広くてもさほどの収容人員があるわけでもないので、換気量の目安は、面積当たりになっているのですが、会議室・集会室のような人が単位面積当たりに多く在室する部屋では、基本に立ち返り人員当たりの換気量を計算する必要があります。

18人分の換気量 540m³を確保せよ


建築基準法では一人当たり毎時20m³以上、感染症の観点から言えば毎時30m³が望ましいとされています
新規に取り付けた換気扇は
毎時500m³(毎時一人30m³として16.7人分)の性能が必要
 元の換気扇を弱運転で使用すると既存の40m³分を加えて、18人分の換気量を確保できました

換気はしても熱は捨てない全熱交換型換気扇
(ロスナイ)を選択

三菱の全熱交換型換気扇(ロスナイ)
DCP PHOTO

「まるごと断熱Studio氷川台」は断熱しているので、換気も単なる換気扇でなく、全熱交換型(給気と排気を熱交換しながら換気する第一種機械換気扇)換気扇を採用の必要がありました
全熱交換器の仕組みは下の図を見てください(三菱換気扇のHPより)

室内から排気する空気と、外部から取り入れる空気を熱交換器を通して、熱を回収します
なので、換気で空気を入れ換えても空調負荷を減らすことが出来ます
さて、全熱交換型も大型になると天井の開口などが大きくなり、既存の点検口から搬入できる最大限のおおきさも有るなど、検討事項がいろいろありましたが、三菱の業務用ロスナイ
「SKU-50HC」を採用しています
性能的には十分なものを選ぶことが出来ました

大型換気扇の大騒音を抑えよ!
     換気風量と騒音は比例
         消音措置の実施!

皆さんの家にも色々なところに換気扇が有ると思いますが、天井換気扇って結構うるさいと感じませんか?実は、換気扇は空気を動かすファンが風を切る音がうるさいんですね
行きつけの美容院も、シャンプー台の上に大きい天井換気扇がついていて、せっかく素敵な雰囲気なのに、台無しになるくらいの大きな音が出ています
家庭の換気扇で騒音の大きいのはレンジフード!換気量が今回のロスナイと同じくらいあるので結構うるさいご家庭が多いと思います
特に大型の換気扇は騒音が大きい 換気風量に比例して騒音は大きくなる
そこで、今回は騒音を抑えるために図の仕組みを施工してみました

ビルなどの空調では、そもそも空調機器の大きさがこんな物ではないので騒音もまるで工場レベルに大きいですが、実際の室内は静かですよね!
こういった工夫が色々なところにされています
断熱内張付のダクトや消音チャンバーなどが組み合わされて送風機(換気扇のでかいの)の騒音を減衰するようにしています。ナベカンは石神井公園ふるさと文化館の新築に携わったりポストプロダクションの防音スタジオなどの施工にも「建築・設備」両面で携わってきており、防音・遮音・吸音などノウハウが蓄積してます
余談ですが、StudioAは天井はロックウール吸音板(DAIKENのクリアトーンと言う商品でいかにもクリアに音が聞こえそうな商品ですね)、床はタイルカーペットなので残響時間が短めで、会話はとても聞き取りやすくなっています。逆に反響が少ないのでライブ感は少ない


1)室内空気の吸い込み口は、グラスウールを貼った箱に同じくグラスウールの邪魔板で吸込音を削減



2)室内への吸気ダクトは消音ダクトを使って換気扇の音をカット

各エアコンの前に吹き出し口を設置


3)内への吸気ダクトも室外に排気するダクト及び室外から給気するダクトに消音ダクトを使用することで、室外へ排気音と同時に、室内の話し声や音が外に出ないように工夫

DCP PHOTO

騒音が本当に抑えられた換気ができてCO2濃度も極端に上がることがなくなった


人感センサーと1時間の残留運転で自動運転を実現

今回はスイッチ回り自動運転するようにしました
人感センサーを使って人を感知すると自動的に運転を開始
人を感じなくなってから1時間は残留運転をしてから停止するように設定しました
利用時のみ運転するので、スイッチの入れ忘れによるCO2濃度上昇を防ぐと共につけっぱなしによるエネルギーロスも防ぐことが出来ます
工事完了後は最初の写真の様に、良好な環境になりました
お客様にこの工事を提供するとなると、消費税込みで55万円くらいになるのかなと思います
室内環境の改善を計画する方は是非ご相談下さい

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