配管抵抗の大きな接手は使っちゃ駄目 ナベカン(nabekan)のリフォームはシャワーの出が段違いに良い
さて、今回は当社で主として給水管・給湯管に使用している継手のご紹介します
配管の材質やこれに使う継手にはそれぞれ特徴が有りますが
当社では色々こだわって現在は架橋ポリエチレン管というパイプには
オンダ製作所製のダブルロックジョイント(REVOS) レボスという製品を使っています
配管の種類と接手メーカーの違いで水の出る量がとんでもなく違う もちろんシャワーは浴びごこちが大幅に違う

一番左のTと真ん中のLが当社で使っているオンダ製作所のダブルロックジョイントREVOS
一番右はセキスイのエスロカチット

めんどくさい解説は置いといて水の流れるところが広いから水の出が良い
給水管給湯管は今は架橋ポリエチレン管が使われることが多い
以前は配管は今ほど種類があるわけで有りませんでした
・耐衝撃塩化ビニル管(当社ではよく使用します)
お湯には使えませんが耐久力も流量も十分ですので当社でも水配管にはよく使います 架橋ポリエチレン管と適材適所で使い分けています。作業は切って接着剤をつけて差し込む作業ではあるのですが、意外と作業には熟練が必要です。特に加工精度を出すには高度な技術が必要です。流量性能はとても良いです
・銅管(今は使われない)
高熱に強いのでかつてはお湯の配管によく使われていましたが、水はいろんなイオンを含んでいて配管の中を水が流れると電気が流れてるのと一緒で管が電気による腐食で厚みが減り10年以上経つと漏水事故が多くて、お湯でも使える架橋ポリエチレン管の登場と共に使われなくなりました(今は使われない)接合は半田付けなので、技術が必要なのと、昨今では現場で火気を使うのを嫌う傾向もあるのも使われなくなった原因の1つになりました
・塩ビライニング鋼管(当社でも場合により使用します)
共同住宅などの耐火区画貫通などにメリットがあり、今でも部分的に使用する場合があります
ねじ切り機でパイプにネジ加工をして、接手にねじ込みます。昔と違い切り口が錆びない対策がされていて使用に心配は少なくなりました。昔からの名残なのか、15㎜はほとんど使用されず20㎜以上が住宅でも使われます。流量はまあまあです
・架橋ポリエチレン管
お湯にも水にも使えて軽量で曲がるし施工性も簡単なので一気に普及しました。配管が曲がることで施工精度は大幅に許容範囲が増え、作業自体は接手に差し込むだけなので簡易になりました。現代の主流はこのパイプです。当初発売されたのが内面シール継手により流量不足が指摘されるケースも出ていました。
REVOSを使うと一現場で1万円高くなる
で、皆さんに質問
1万円高いけど気持ちよくシャワー浴びれるのがいいですか
1万円安いけどずっと出が悪いのを我慢しますか
接手の種類別流量の比較をしてみました

左から「耐衝撃ビニル管」「銅管」「塩ビライニング鋼管」があります
性能はJIS規格になっていることもあり、構造もサイズもほとんど同じで接手のメーカーごとに大きな違いはありません。性能は表をご覧頂きたいと思いますが、耐衝撃ポリ塩化ビニル管接手は抵抗が少なく安価で良い接手です。当社でも使い分けしていて、場所により採用しています
一方右側の4つ「架橋ポリエチレン管」についてJIS規格はありますが、「接手」についてJIS規格品の他に「日本水道協会認証品」など複数の規格があるのですが、架橋ポリエチレン管接手は「日本水道協会認証品」が多く、各社構造、形状、性能、材質ともバラバラです
オンダ製作所のダブルロックジョイントREVOS(当社採用品)はこの中では飛び抜けて性能が良い
接手やバルブ、水栓などの水の抵抗は「真っ直ぐな管(直管)」に換算して水利計算をします
13ミリ管用の曲がり(エルボ)を比較すると
・オンダ製作所のダブルロックジョイントREVOSはエルボ1個が直管0.7mに相当
4個使うと2.8m相当 当社ではこちらを採用
・オンダ製作所のダブルロックジョイントはエルボ1個が直管2.5mに相当
4個使うと10m相当
・セキスイのエスロカチットではエルボ1個が直管7mに相当
4個使うと28m相当REVOSの10倍
・ブリジストンのプッシュマスターではエルボ1個が10mに相当
4個使うと40m相当 REVOSの13.5倍
遠いところにある蛇口は出が悪いのとおんなじ理屈
実は私は、流量計算に詳しいので東京都管工事工業協同組合で発売している流量計算ソフト おりゅうさんって言うソフトなのですけども、現行の1つ前のVer3.0から開発担当していまあす。いまも、年に一度流量計算の講習会の講師をしています
動画で出の違いがわかったように、シャワーとか水を汲む水栓とか
水が出る量が全然違ってきます
給湯器大きい物つけてもそのパワーを出せなくなったりします
ちなみに継手の価格は実売価格で1.4倍近いので、リフォーム現場で水回りが何カ所か有れば継手の差額が1万円くらいは違います
ここで皆さんにお尋ねします
1万円高いけど水の出が良い施工をする会社を選びますか
1万円安いから水は出が悪くても良いと考えますか
当社はお客様の最大にメリット考えて1万円高くても水の出の良い施工をしています
当社はリフォーム業界の最高品質トップランナーを目指しています
スタッフも技術も管理体制も一流です
信頼しておまかせください