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キッチンの安全は、見えない「ダクト」で決まります

こんにちは。
nabekanの渡邉です。

今日は、普段あまり注目されない
**キッチンの「排気ダクト」**について書いてみようと思います。


レンジフードの奥に、何が使われているか知っていますか?

キッチンのレンジフードは、
毎日使う、とても身近な設備です。

でも、その奥で
煙や油を外に運んでいる 排気ダクトの中身 まで
気にしたことがある方は、ほとんどいないと思います。

実はこの排気ダクト、
キッチンの火災リスクと直結する重要な部分なんです。


ガスでもIHでも、ダクトは汚れます

最近はIHクッキングヒーターを選ばれる方も増えました。
IHは火を使わないので、

  • 燃焼廃ガスが出ない
  • 空気が汚れにくい

というメリットがあります。
ただし、

IHだからダクトが安全というわけではありません。

揚げ物や炒め物をすると、
ガスでもIHでも 油を含んだ蒸気(油煙) が出ます。
この油煙は、
レンジフード → 排気ダクトの中へと流れ、
少しずつ内部に溜まっていきます。


ダクトの素材で、安全性は大きく変わります

キッチンのダクトには、いくつか種類があります。

スパイラルダクト
鉄フレキダクト
アルミフレキダクト

左から鋼板スパイラルダクト(厚さ0.6㎜)、中央 鉄フレキダクト(厚さ0.1ミリ)、右アルミフレキダクト(厚さ0.2ミリ) スパイラルは板出出来てる フレキダクトは「箔」で出来てる

左から鋼板スパイラルダクト用エルボ、下は自在エルボ、右上はニップル(ジョイント)皆、鉄板出てきている

  • フレキシブルダクト(蛇腹タイプ)
  • 鋼板製のスパイラルダクト

見た目では分かりにくいのですが、
安全性には大きな差があります。

東京都火災予防条例や
東京消防庁の技術基準では、

厨房の排気ダクトは
鋼板などの不燃材料で造ること
フレキシブル(蛇腹)ダクトは
原則として使用しないこと

という考え方が示されています。


リフォーム工事で「見落とされがちな部分」

ここで、少しだけ注意喚起をさせてください。

近年、キッチンのリフォーム工事では、

  • 工期を短くするため
  • 予算がきついから
  • そもそも施工者に必要な知識や経験が無くリスクを知らない

といった理由から、

  • 安易にフレキシブルダクトを使ってしまう
  • 本来必要な保温・断熱被覆が省略されてしまう

といったケースを、
現場で実際に見かけることがあります。

決してすべての工事がそうではありませんが、
見えなくなる部分ほど、説明されずに簡略化されやすい
というのが現実です。


だから、当社ではスパイラルダクトしか使いません

nabekanでは、
キッチンの排気ダクトに鋼板製スパイラルダクトのみを使用しています。

理由はシンプルです。

  • しっかりした鋼板でできている
  • 形が安定している
  • 内側がなめらかで油が溜まりにくい
  • 東京都の条例などでスパイラルダクトを使わねばならない事になっている

業務用厨房やビル設備で
長年使われてきた、信頼できる構造だからです。


キッチンのダクトは、中にたまった油などが燃える可能性がある
すると火災が激しくなり燃え広がる可能性がある
だから、レンジフードの隠蔽部のダクトは法令で断熱保温しないといけません
この保温材!曲がり1つと1m分くらいで1万円以上はかかります

  • 天井裏
  • 壁の中
  • 木材や断熱材の近く

といった 見えない場所 を通ります。

このような場所では、
ダクトと可燃物が近くなるため、
不燃材料による被覆が必要になります。

当社では、

  • 消防庁認定品の断熱材を使い
  • ダクト全体をしっかり保温・断熱被覆

しています。

これは、

  • 火災時の延焼リスクを下げる
  • 結露を防ぐ
  • ダクトを長持ちさせる

ための、大切な工程です。


「見えないからこそ、手を抜かない」

キッチンが完成すると、
排気ダクトはほとんど見えなくなります。

でも私は、
見えなくなる部分ほど、正しく作るべきだと思っています。

リフォームの際にはぜひ、

  • ダクトは何で作られているか
  • フレキシブルダクトが使われていないか
  • 保温・被覆まで行われているか

を、一度確認してみてください。


最後に

キッチンは、
毎日使う大切な場所です。

だからこそ、

見えない部分まで、きちんと施工されているか

が、
長く安心して暮らせるかどうかの分かれ目になります。

これから工事を考えている方の、
ひとつの参考になればうれしいです。

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