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練馬区 ナビ新桜台

住宅形態:鉄筋コンクリート造(RC)5階建 ワンルーム41戸
築年数:-
工事予算:-
施工工期:-
竣工年月日:2011年10月
部位:給水設備

従来の高架水槽からの水圧条件と、改修後の水圧条件を流量計算ソフト「おりゅうさん」にて検証したところ、引込管径を増径しなくても、既存以上の水圧が確保出来ることが解りました。左の図は流量計算条件を図式化したものです。
管理組合様からは工事後の水圧不足の心配をされておられましたが、 こちらの設計比較条件等をご説明し、納得を頂きました。 ただし、もし改修して水圧不足が生じたら、施工者の責任として必要な工事を行う(増圧ポンプを付けるとか給水引込管径を増径するとか)との一筆を契約上に求められました。

Before

給水引込管やメーター周辺は駐輪場で石貼りでした。
その為、できるだけ掘削範囲を最小限にとどめ最終的に綺麗に補修できるように配管経路を考えます。

エントランスの床に地下ピットへの入り口があります。
地下ピットに入ると12トンの受水槽が設置してあり、今回はこの受水槽と周辺の配管も撤去します。

屋上には高架水槽と大きな鉄骨架台があります。
もう必要なくなるので、この機に建物の為に撤去する提案をいたしました。
不要な物は撤去してしまわないと、たぶんこれだけ単独に撤去する機会は無くなります。
必ず、改修工事と共に撤去しましょう。
不要な物が残っても、塗装などの年次改修では費用が掛かるのでもったいないです。

この屋上のメイン管に、新規ステンレス配管を接続します。

各戸メーター廻りも腐食していたのでメーターユニットに交換します。電食を防ぎます。

メーターユニット設置。
前後の配管もステンレス管で配管しました。配管後グラスウールにて保温します。

必要最低限を掘削しメーター廻りを事前配管。

新規メーターバイパスユニット40㎜設置

埋設管はHIVP65㎜で配管し縦管根元に逆止弁を設置

メインの給水縦管はステンレス管60㎜で配管。(ナイスジョイント)

・新規ステンレス管を既存のメイン管に接続。
・配管最上部には自動吸排気弁を取り付けます。
・給水直結切替完了後、ステンレスラッキングにて保温処理をしました。

地下ピット内の受水槽を解体しました

高架水槽及び鉄骨架台解体風景

解体後の鉄骨架台等はクレーンにて降ろしました。

After

必要のない物をすべて撤去することで、建物にも荷重がかからなくなり、鉄骨の塗装や防水の管理も容易になりました。

メーター廻り石貼り補修後

駐輪場復旧完了!!

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