浴室を狭くして快適に?!
練馬区K様邸
家族構成:奥様
改装部分:浴室・洗面脱衣室
施工工期:8日間
住宅形態:戸建て(CB組積造)
費用:約168万円
【リフォームのポイント】
1616サイズのユニットバスを1216.5のサイズに縮小して、脱衣室を拡張
ショールームに通って既存のシステムバスへの不満(乾きにくい床、大きすぎる浴槽、せまい洗い場等)を解消する商品を選定
ダブルルーバー窓で、断熱・気密性能を高めながら使いやすく快適な窓を実現
脱衣室にはちょっとした洗いものに便利なマルチシンクを設置
既存の収納棚を加工して再利用
【お客様の声】
8年前(平成14年)にリフォームしたばかりのシステムバスを壊すのはもったいないと周囲からも言われましたが、思い切ってリフォームして本当に良かった。むしろ、もっと早くリフォームしていればよかったと思っています。今まで不満だったことが、すべて解消されたので、朝にもお風呂に入って楽しんでいます。
⇒こんなにも喜んでいただけて、本当に良かったと思います。納得の「住まい」を実現するのは難しいことですが、ショールームに足を運んでいただいて、何度も打ち合わせを重ねた成果が見事にあらわれてくれたことは、わたくしどもも非常にうれしいです。
浴室・洗面脱衣室
Before
1616サイズの広いシステムバスで、お客様の手入れも行き届いた立派な浴室でしたが、床の水はけが悪く、毎朝ふき取っていたそうです。浴槽も大きすぎて、身体が安定しないとのことでした。浴室暖房機が付けてあったのですが、広すぎてあまり温まらなく感じていたそうです。
広い浴室の半面、脱衣室は幅が83センチの細長いスペースしかなく、ワゴンも置けず、身体を拭くときに腕も伸ばしにくい脱衣室でした。
After
定評ある「カラリ床」は期待通りの乾き具合で、「翌朝にはすっかり乾いているわ」と喜ばれています。「魔法びん浴槽」についても、「翌日の朝にもあたたかいから、つい、追い焚きしてもう一回入ったりしているわ」とのこと。
お客様の身長には、このサイズの浴槽がピッタリで安定するそうです。ショールームで確認した甲斐がありました。現場調査をした結果、洗い場側を5センチ広くできたことも、「膝が痛いときに身体を動かしやすくてうれしい」と言ってくださいました。ダブルルーバー窓の操作レバー(オペレーター)の位置も、手すりに近く使いやすいそうです。
システムバスのサイズを小さくした分、脱衣室が広くなりました。そのため、浴室が温まりやすく、脱衣室が温まりにくくなったため、浴室電気暖房機の代わりに、システムバスの入口に向けて脱衣室暖房を取り付け、温風を送れるようにしました。また、1枚引戸だった入口を3枚引戸に変更し、洗濯機の横にちょっとした洗いものができる「マルチシンク」を設けています。窓も設けられ、自然光が入るようになりました。
組積造の建物では、壁を壊して窓をつくることは現実的に不可能です。今回は、元の窓の間に間仕切り壁ができるため、窓はあきらめなければならないところでしたが、前回のリフォームの時にふさがれた昔の窓の位置が、お客さまからの話と外壁のちょっとした仕上げの違いから発見できました。このピンクの点線の中であれば新しい窓がつくれます。
左が浴室側、右が脱衣室側の窓です。面格子付のダブルルーバー窓(YKKAP:フレミングJ)という、ルーバー窓なのに断熱性や気密性が高く、熱が逃げにくい商品です。既製寸法の窓でピッタリ合わせられました。左の浴槽の写真でわかりますが、間仕切り壁の厚みだけでなく、システムバスの柱やふろフタをよけた位置にしてあります。