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練馬区 光が丘パークタウン南通り六番街団地

住宅形態:鉄骨鉄筋コンクリート造14階建×2棟、10階建×2棟 全180世帯
築年数:-
工事予算:-
施工工期:-
竣工年月日:-
部位:給水設備

<練馬区 光が丘パークタウン南通り六番街団地>
鉄骨鉄筋コンクリート造 14階建×2棟、10階建×2棟の計4棟(180世帯) の直結増圧給水工事を行いました。
こちらの建物はファミリータイプが180世帯と規模が大きく、施工前は 60トンの受水槽2つの水をポンプ3台の交互運転で給水しておりました。 厳密な流量計算を行った結果、今回はエバラの5.5Kw3台ローテーションの 増圧ポンプを選択し直結工事を計画いたしました。このポンプは大変大きく 日本でも年間数台程度しか出ないものです。 管材も100Aや80Aと大きなサイズなので特に慎重な施工が強いられました。

Before

【ポンプ室施工前】
色々な配管が縦横無尽に通っています。 今回はこれらをきれいに整理しポンプ室の今後の転用に活かします。 その為、新規配管はなるべく邪魔にならないように配管計画を立てました。

【既存ポンプ】
大変大きなものが3台設置されていました。 また、壊れる寸前で大きな音を立てていました。

【既存受水槽(60トン×2)】
さすがに120トン分の受水槽は大変大きくプールを並べているみたいです。

【既存メーターボックス】
直結給水工事にあたりこれをメーターバイパスユニットに交換いたします。

既存親メーター75㎜

【各戸水圧テスト状況】
直結給水工事ではタンク以下の各部屋の配管に必ず水圧試験を行わなければなりません。 今回は180世帯もあるので水圧テストだけでもかなりの労力を使いました。

In Progress

【事前配管】
既存の配管を避けてなるべく邪魔にならないところに配管を通していきます。

【自動吸排気弁交換】
建物すべてのメインの縦管最上部に自動吸排気弁を設置致しました。

【メーターバイパスユニット設置工事】
今回は事前にメーターバイパスユニットを設置します。 受水槽が120トンもあるので給水引込管で一日止水してもポンプを作動しておくことで居住者の生活に影響は出ません。 しかし、迅速にメーターバイパスユニットを設置しなければなりません。

総括メーター(75㎜)廻り掘削作業状況及び新規メーターバイパスユニット(75㎜)設置状況

メーターバイパスユニット(75㎜)設置完了

【増圧ポンプ設置風景】
ロッカーほどの大きさですが重量は495Kgと大変重く、横に移動させるだけでも一苦労でした。 色々な道具や機材を駆使して何とか新しく作った基礎の上に設置完了。 これで、一つのヤマを越えたような感じで少しホッとしました。

増圧ポンプ設置完了。(エバラ)

【配管切替工事風景】
敷地内全部の給水を一日断水させて増圧ポンプ一次側配管と二次側配管をつなぎ直します。 最後に増圧ポンプの電源を入れメーカーのメンテナンスが調整を行い 直結増圧給水工事が完了です。

受水槽一次側配管を事前配管に接続

エバラのエンジニアによるポンプの最終調整

解体作業風景

ポンプ撤去完了

受水槽解体風景

受水槽解体完了

ポンプ室解体完了

After

【工事完了】
新しいポンプと配管はすっきりと配置されポンプ室が広々としました。
今後、トランクルームやミーティングルームと色々転用を考えてゆきます。 このようにして、ただの給水直結工事として計画するのではなく、 工事によって生まれた空きスペースをうまく利用することによって管理費の負担を減らし、また収入源を増やすことも可能です。
私共はいつもこのように総体的に計画を立てご提案できるように心がけております。

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