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スロープ設置と自動ドアでユニバーサルデザインへ

練馬区Hマンション
改装部分:エントランス
施工工期:30日間
住宅形態:マンション
費用:約700万円

【リフォームのポイント】

建築時には必要なかったスロープですが、住民の高齢化や車イス利用者、ベビーカーや自転車・台車の利用に向けスロープの作成が求められました。
開き戸式のオートロックドアも両引きの自動ドアに改修しました。
練馬区福祉の街づくりの補助金を利用しました。

Before

スロープがなく、手動式のオートロックドアはサイズが大きいため、開くには力がいり大変でした。

エントランス改修後の全景

After

階段の巾が広かったので、階段の一部と花壇、パーキングゲート横の通路部分を利用して1/12勾配を確保しました。

スロープと踊り場

スロープ上部踊り場は道路からの高低差があるために転落防止をするためポリカーボネ―トのスクリーンを設置しました。

道路側

道路側からみるとスロープの勾配がわかります。

下側の踊り場

福祉の街づくりの指針により踊り場のサイズは120cm角を確保しました。

上側の踊り場

スロープ部と踊り場部のノンスリップタイルの色を変えて、勾配の変化するところをわかりやすくしています。

スロープ部

手すり下部の壁には照明を埋め込みました。

上側踊り場と花壇

花壇の植栽も低木は入れ替えました。

オートロック自動ドア

開閉が重い引き戸をやめて自動ドアに取り替えました。両引きなので十分な開口を確保できます。

開いたところです。

《夜景》スロープ部

スロープはLED式のフットランプを設けて誘導性を高めました。また、デザイン性もスッキリした納めです。

《夜景》全景

植栽照明(LED式)を一灯設けて木をライトアップしました。今まで目立たなかった木が、夜はエントランスを引き立てる主役になりました。

非接触キーシステム

シーズンラック社製のエントランスIC5000プラスを採用しました。
ICカードやストラップ、リモコン等を登録できて、かざすだけでオートロックドアが開きます。リモコンをオートモードにしておくと近づくだけで開くので両手が塞がっていても大丈夫です。
こちらのマンションでは見送りましたが、各住戸の玄関扉にもシリンダーICロックを取り付けると、キーを使わずにロックを解除でき便利です。
(Suica(スイカ)やPASMO(パスモ)、おさいふケータイなども登録することができます。)

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